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2023年まとめと2024年について

2023年もいつの間にか終わりです
さすがに一年の締めくくりはしないといけないなぁと思って書きました

今年のベストバイ

今年買ったものでベストバイは、やっぱりパソコン(自作PC)ですね。
やりたいことを詰め込むと結局高くなってしまいましたがそれに見合うものだったかなと。
家で使っているメインの自作パソコンを完全に更新したのはおおよそ13年ぶりです。

夏に「今最も時期が良い」と思ってPC組んだわけですが、今(2023年12月)の様子を見ると値段が上がっていてSSDの値段がとにかく上がってしまい「今夏〜今秋」が最も時期がよく読みを外していなかったなと
今同じ構成か近い構成で組むと多分2万〜4万くらいプラスしないとできないなぁと…

SSDは前々から減産始まっているのは耳にしたので予測はできていたのですが、RTX4090が値上がりし元の小売希望価格まで戻ってしまった(モノによってはプレミアがついた)というのは予想できませんでした…
RTX4080も来年にはRTX 4080Superが出るそうで、モノによっては終売していたり何故か価格が8〜9月と比べて微妙に上昇しているといった感じです。
(自分が買ったMSIのGeForce RTX 4080 16GB GAMING X TRIOは終売してしまったようです)

と考えるとRTX4080じゃなく4090にしたほうがよかったのかなと若干の後悔はしていますが、4090がどうしても必要な局面があるのかといわれると深層学習(いわゆるAIの推論ではなく、学習フェーズの部分)を深くやっていれば必要なのかな…みたいな感じで今のところは微妙ということで、一応納得しています。。。

RTX 50XXも来年末出るかどうか、Intelの14世代は微妙オブ微妙でどうしょうもなく、来年チップセットが変わる15世代はどうなるんだろうというところで来年の新PCたちは劇的に変わるみたいなことはないだろう…という考えでいます。
(自分はIntel Coreのデスクトップの15世代目は13世代に少し毛が生えた程度なんじゃないの?と懐疑的になっていて、2nmかそれ以下にならない限り劇的変化はまだしばらく無いと思っています)

PCゲームはあまりしないかなと思っていたものの、ゲームについてはアーマードコア6と前々から気になってたCyberpunk 2077をやりました
アーマードコアは言わずもがな…ということで、Cyberpunk 2077が思った以上にとても良く、気がついたらプレイ時間300時間越えていて「うわぁ…」って感じです
自分の好きな濃厚なサイバーパンクというのもあるんですが、クリアしてもしなくても良いサブクエストが多いのとその内容が凝ってるのが本当に良かったですね。

サイボーグ、身体改造、意識の連続性・人格の同一性問題、AI、ロボット、そして怪しげなガジェット満載…、実質的に企業が支配している国家、企業はどこも後ろめたいことしている、まさに暗黒メガコープ…と本当に震えるくらいの正統派ディストピア系SFです。(早い話がニンジャスレイヤーめいた世界観)
ボクの好きな要素がこれでもかと詰まっており、人生の中でも最良のゲームに掲げてしまいたいほどでゲームにおける今年のベストバイだったなぁと…

ベストとは言えずとも…なもの

今年の春か夏くらいにSSDが安くなっていて「SSDが安い今すぐSSDを買え」ということで、米中貿易摩擦の影響を受けたとされているNANDが載った(らしい)SUNEASTの1TB SATASSDを二枚ほど買いました
本当に割安だったので、これまた秋葉原のジャンクPCで6000円くらいで買ってきたDELLの7世代目のCorei5に載せて、Ubuntu入れてサーバ代わりとしていてSSDも日々それなりに酷使しているわけですが、巷では「SUNEASTのは不安だ…」とか言われてる評判をよそに今の所変になったとか盛大に壊れたとかそういうのは無いですね。

多分大容量ファイルを一度に書き込みまくったりするとSLCキャッシュが切れて速度が落ちまくるみたいなのはあると思うんですが、そもそもSATA SSDなのでどう頑張っても速度は500MB/sで頭打ち(SATAのプロトコル的に誤り訂正が入るので実質この速度)になるので、耐久度面で300TBWくらい耐えてくれれば良いやみたいな感じで、使いどころによってはコスパ最高かなぁといった感じです

今はちょっと高くなってしまいましたが、例えばこれの4TBを2つ積んで高速NASというのも良いかなぁとは思いました
とはいえ、ネットワーク環境をALL2.5GbEにするか10GbEにしないと1GbEのままだとHDDと実質変わらないので、速さの恩恵は感じなさそうですけどね

参考:TS-253Dのベンチマーク - 2.5GbE / 10GbE / SSDで性能はどこまでアップする?
https://www.forcemedia.co.jp/blog/ts-253d-benchmark

あとは…マキシマムスパイスですかね
なんか今年になって西友で売ってるようになっていたので買ったわけですが、100g100円切るような安肉にふりかけてもそれなりになってくれるのでやっぱり調味料はケチったら駄目だな〜みたいなのを感じました

今年見た映画、映像振り返り

ザ・クリエイター/創造者
50年後の世界を舞台に、AI(ヒューマノイドロボット)と人類が繰り広げる壮大な戦いを描くSFアクションということで、自分の好きなジャンルだなぁと思って観に行きました
見た感想としては、これは監督の好きなもの・やりたかったことを「これでもか!」と詰め込んだなぁという感じでした

SF好きにとっては面白そうなガジェットとか仕組みには細かい描写が気になるわけですが、そこに関する説明はあまりなくて(一切ないものもある)、これもうちょっと説明ほしいなぁみたいな部分もあり正直に申し上げまして消化不良は否めませんでした。
しかしながら分からなくても「こういうのでいいんだよ」的な感じで分からなくても良いみたいな感じでガンガン物語が進んで結末は誰にでも判る話であり、あぁこれはこれでアリなのかなぁと思いました。

ということで、SF初心者にはおすすめ出来る作品です
我々のような濃厚SF愛好者には…うーん正直この世界観を語り尽くす、考察するには尺が足らない説明も全く足らない気がするんですがそこまで深く考えなくても提示された世界観をゆるく楽しめればいいんじゃないですかね…。

・アマプラVideo関連
ここからは今年アマゾンプライムビデオで見た中で特に印象深かったモノです。

ペリフェラル ~接続された未来~
あの「ニューロマンサー」のウィリアム・ギブスンの同名の小説を原作とする「ペリフェラル」が映像化されるということで多いに期待しました

内容的にそこまでサイバーパンクはしていないものの、皮膚に埋め込まれたオーバーテクノロジーやら濃厚SF度がなかなかに濃ゆいわけで自分としては良かったんですが、内容がサイバーパンクのそれではなく量子力学やら多次元解釈やら次元の話やらその辺りまで踏み込んでいて、その辺りが結構難解で(SF慣れしていても難解)評価分かれそうだなぁという感じが…

いちおう第一部完ということで第二部へ続く…みたいなので終わったんですが、その第二部がハリウッドで脚本家と俳優たちによるストライキが原因で完全に白紙になってしまったというのが悲しいところですね…
(またそのストライキの原因が今あちこちで話題になっている生成AIに起因してしまったというのがまた…あれもまた生成AIそのものが問題というわけではなく、雇用者が信用できないってことで結局これは雇用労働関係の問題に帰結する話だし短絡的だなぁみたいな感じがするんですが…、まぁこの作品にAIはあまり出てこないんですがSF繋がりということで…)

Humans(ヒューマンズ)
何かロボットもの無いかなと思って探してみて、なんか出てきたので見たら意外と良かったという海外ドラマです。
シーズン3か4まであったと思います

人間に代わり家事や仕事をこなすアンドロイド(ヒューマノイドロボット)が普及しまくってて、あるヒューマノイドロボットが中古で売られていてある家庭に買われたわけですが、そのロボットは特別製で実は自我プログラムが制作者によって埋めこまれており…みたいな話です。
ちょっとネタバレになりますが、そのある家庭の旦那がヒューマノイドロボットに手を出してしまって夫婦の関係が今まで以上にギクシャクしてしまう…みたいな下りとか、子供がヒューマノイドロボットにあこがれてロボットのフリをする様なんてのは、これ本当にありそうだなぁという感じで異様に生々しくその描写がとても良かったです。

ということで来たるべきAI、ヒューマノイドロボット社会において起こるかもしれない問題などがふんだんに盛り込まれていて、示唆に富んでいて面白い内容でした。

【海外ドラマを勝手に紹介】#7 HUMANS/ヒューマンズ
https://www.village-v.co.jp/news/media/9719

風雲!たけし城(令和版)
確かGW期間中に放送していたように思います。
令和の時代によくやったなぁこれみたいな感じでとても面白かったのですが、出演者のあの方がまさかああなってしまうなんてこの時は予想だにしなかったですね。。。。
ということで今思い出すと、これまた別な意味で印象深かったです。

2024年に思うこと

2023年後半(というか一通り高いPCでゲームを遊んだあと)は機械学習系(いわゆる生成AIなど)を真面目に勉強したほうがいいなぁと思って色々やっていました。
機械学習というかAI(人工知能)は前々から興味があって、バックプロバケーションなど古典的な内容なら理解しているつもりですが、結局のところつもりになってるだけなのでもうちょっと腰入れないと今後駄目だなぁということで。。。

ただ漠然と勉強といってもどこかに取っ掛かりが無いと進まないので、とりあえず何かと話題で物議を醸し出している画像生成AI(Stable diffusion)について日々色々調べたり動かしたり環境構築したりしていますが、機械学習の世界、特に生成AI系は進歩が早く特に画像、映像系は本当に日進月歩の勢いで進んでいて趣味ではもはやついて行けないみたいな感じがありますね…

生成AIって世間では文章適当に書いてボタンをポチっとなすればイイ感じのものが出てくる「魔法の箱」みたいに思われていますが、それなりのものを出そうと思ったら結構色々調べないといけなく(それこそローカルでやろうもんなら自分で環境起こさないと駄目ですし)、指示も凝らないとだめで、実はパラメータ(指示を出す項目)も多くて意外と労しており、これってプログラムやプログラマの仕事と何が違うの?みたいに感じてしまうやつです

なんだか世界的にAIに関する期待値が結構高く「もうなんでもできる」「仕事が奪われる」「シンギュラリティが来る」などと言われていて、これは1980年以降にあった「AI冬の時代」に突入して資金が引き上げされてしまい研究が軒並み止まった前の、非常に期待値が高かった時期と状況がよく似ていて、ある日ハードウェア的、ソフトウェア的な限界が見えてしまい膨らんでいた期待が弾けて皆失望した「AI冬の時代」がまたしても来てしまうのではないかという危惧を感じています。。。

人間に100%を求めるのは無理なのにヒトの脳構造を模倣しているAIにも100%求めるなんてのは無理だし、今あるAIではこれからちょっと進歩したとして良くて90%辺りがよくできた限界値なんだよと言いたいです…
(こういうこともあって、最近よくX(Twitter)で目にする「AI驚き屋」アカウントには本当に本当に苦々しく、どうにかならないかなと思っています。)

とは言いつつボクは口では「まだAIが仕事を奪うことなんて無いだろう…」とは言いつつ、言いつつも、やはりどこか焦りみたいなものは感じており、せめて色々理解しておかないと今後飯の食いっぱぐれが出てきて不味いかもなぁという思いはあります。

勘違いしないでほしいのが、仮に数年後、もしくは数十年後に「AIがコードを自分で生成し改良しプログラマの職がなくなった」としても、いやそれは「AIはAI自身で自己改良できる」ということでこれは「正真正銘の本当のシンギュラリティの到来」ということで、ボクとしては訪れてほしい未来だったりします。
そのためならば甘んじて自身の職がなくなっても良いとさえ思っています。

話脱線しまくりましたが、機械学習にはPythonは避けて通れない道で本格的にできないと仕組みが理解できないので2024年度はPythonがとりあえず何もリファレンス見なくても、ボクの母国語であるCやC++のように読めて記述できるようにはならないとなぁということでそのようにやっていきたいという感じです。

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